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(2011年7月1日~)
ホスピス・緩和ケアに関する調査研究報告
2002年度調査研究報告


■大学医学部の緩和ケア教育カリキュラムと教科書の作成と提言 <4P>

6. 緩和ケア教育カリキュラム

医学部用 緩和ケア教育カリキュラム(2003年1月31日現在)
緩和ケアの定義はWHOの原文を用いる。
Palliative care is the active total care of patients whose disease is not responsive to curative treatment. Control of pain, of other symptoms, and of psychological, social and spiritual problems is paramount. The goal of palliative care is achievement of the best possible quality of life for patients and their families. Many aspects of palliative care are also applicable earlier in the course of the illness, in conjunction with anticancer treatment. (WHO 1990)
一般目標
緩和ケアの理念に基づいた医療を提供できるように、基本的な知識、態度、技術を修得する。

行動目標
[1]全人的苦痛を理解し、説明できる
[2]疼痛マネジメントを含めた症状緩和について説明できる
[3]患者・家族へのインフォームド・コンセントの必要性とその方法を説明できる
[4]チーム医療のあり方とその必要性を説明できる
[5]生命倫理的問題を理解し、説明できる

[1]全人的医療を理解する
疾病のみを診るのではなく、患者の全人格を尊重し、患者の自立と尊厳への配慮をする
全人的とは:身体的、精神的、社会的、スピリチュアルに捉えること

[2]症状緩和
2-1疼痛マネジメント
知識
全人的痛みを説明できる(態度)
痛みのアセスメントを説明できる(評価)
WHO方式癌性疼痛治療法を説明できる
非薬物療法を説明できる
技術
痛みによるコントロール法を選択できる
オピオイドの投与法の選択、補助薬の選択ができる(症例に合わせた選択ができる)
非薬物療法の適用判断ができる

2-2その他の症状マネジメント
(1)以下の症状や状態を理解し、緩和法を説明できる
1) 呼吸器系  呼吸困難感 胸水
2) 消化器系  通過障害 腸閉塞 腹水
3) 腎尿路系  水腎症 排尿障害
4) 中枢神経系 上下肢麻痺 運動障害
5) 精神症状  抑鬱 譫妄
6) その他   全身倦怠感 リンパ浮腫 高カルシウム血症 口腔内ケア
(2)セデーションの適応と方法について説明できる

[3]インフォームド・コンセント
インフォームド・コンセントを理解しバッドニュースの伝え方を説明できる
患者・家族の心理的・社会的側面を理解し対応する
DNRとセデーション

[4]チーム医療
患者・家族を中心として多職種がチーム医療を行うことの重要性を理解する

[5]生命倫理的問題
尊厳死・安楽死について理解し説明できる
DNRについて理解し説明できる
セデーションについて理解し説明できる


    7. まとめ

1.  17大学の緩和医療教育のシラバスを検討した。
2.  大学病院の緩和ケアを考える会・教育部会でカリキュラム作成作業を行い、体系的なカリキュラム試案を示した。


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